cookie
scene NY colum on web!
「Internationalits!」
vol.27 2007年ブルックリンシーン (Mar/Apr/07)

年明けから、パーティー続きのブルックリン。最近はウィリアムスバーグを超えて新たにブシュウィック辺りが騒がしくなって来た。アーティスト達が多く住むという以外他に何もないのだが、豪華なコンドが立ち並び、どんどんアッパーウエスト化していくウィリアムスバーグを尻目に、そこでは考えられない程の大きなスペースが持て、更に家賃も安いとなると、多くのアーティストが移り住むのもわかる。事あるごとに、〜で何かあるらしい、と連日のようにイベントが催されている。ブルックリンのインディ・ショーをほとんど仕切っているTodd
Pがショーを催しているのも、最近はこの辺り。具体的には、スタジオ B、3rd ワード、ミシェリンズ、アスタリスク、サイレントバーン、シロップルームなど。特にスタジオ
Bと3rd ワードはかなり広いスペースで、アートショー、ワークショップなどの音楽系イベント以外でもよく使われていて、2007年のカウントダウンパーティーでは、かなり大掛かりなイベントで、マンハッタンからもわざわざ人が押し掛けた程。以前からのグリーンポイント界隈も健在で、見た目、普通のアイリッシュバーだが、中に入って奥の部屋に行くと、インディキッズ達が集まっていてショーが開催されている事もある。これは、一元では絶対無理なのだけれど。アンクル・ポウリーズ、クラブ・イグジット辺り。ウィリアムスバーグはもう終ったのか、と思えばそうでもなく、グラス・ハウスがグラス・ランドへ、マイティ・ロボットがシークレット・プロジェクト・ロボットヘ、更なるパワーアップをし、ブルックリンの音楽、アートシーンはアメーバーのように姿を変え成長している。
vol.26 ユニクロstorm (Jan/Feb/07)


CMJの一週間後、新たなストームがNYに上陸。11/10にソーホーのど真ん中、ブロードウェイのプリンスとスプリングStの間にオープンした日本のファッションブランド、ユニクロ。そのワンブロックの中ではブルーミングディルの次に大きく(単独ブランドでは一番)、「商品足りるの?」と思うほどのユニクロ史上最大の店舗(1000坪、3フロア、店内にはエレベーターあり)。前週のCMJでも、マーカス・キルシュテンを編集長にむかえた、読み応えあるハイクオリティなカタログが配られ、地下鉄出口、イエローキャブ、日経新聞、周辺のお店、さらにブロードウェイとプリンスとstの角にはテリー・リチャードソン、キム・ゴードンなどの有名人を一面に使った広告が、ぐるりとコーナーをカバーしている(先日、デリでコーヒーを買ったらそのホルダーにまでユニクロの広告が!)。オープン前日には、プレス用パーティーが開かれ、シャンペン、カクテル、スパークリングウォーター他の飲み物、料理の鉄人、森本氏のパフォーマンスを目の前に、アパタイザーから、スシ(上トロなど)、デザートが振る舞われた(パフォーマンスの前には人だかりが出来て、皆さんおもいおもいに食べたい物を叫んでいた)。関係者の方々はお揃いのユニクロハッピを着て、日本式に鏡開きがあり、樽種をサーブするマスもユニクロのロゴ入り(このロゴはユニクロのオリジナルだとか)。ミスシェイプスとファンタスティック・プラスティック・マシーンのDJがあり、日本から、たくさんの取材陣が駆けつけ(ドラゴンアッシュのメンバーがパーティーを盛り上げていた)、次の日にはNY市長のテープカットまであり、とにかく計算され尽くしたユニクロのNY本格進出です。
vol.25 Williamsburg Fall Foward and Monster
Island Art and music festival (NOV/DEC 06)
秋と言えば,芸術の秋と言う事で,季節の始まりを祝して、フェスティバルが行われる。ウイリアムスバーグでも,アートギャラリーが提携して,夜遅くまで営業し、展示会、ライブショー、リーディング、アウトドアでのインスタレーション、ウォッカのテイスティング(これはアートと関係あるのか?)などを開催。ブルックリンを代表するアートギャラリー(?)モンスター・アイランドは規模が違う。ビル丸ごとをオープンハウスに大改造!山(2F):
カイロック・スクリーン・プリント、オクロポラス森林(1F):リブ・ウィズ・アニマルズ、シークレット・プロジェクト・ロボット、オウサム・ミュレル洞窟(B1F):
トッド P, アヴァント・フロアとフロアごとにいろんな集団が入っている名前の通りモンスタービル。裏に回ると,向かいのビルの壁をスクリーン代わりに,様々なヴィジュアルがレイヤーになり映し出される。vanの上にプロジェクターを置き、その隣で、理科の実験のごとく,カラフルな色水とオイルを融合し、別のプロジェクターが奥までつながっている。後ろでは,BBQが催され、おもちゃの木馬に乗ってくつろぐ人々。ビルを散策していると,様々なインスタレーションが,所狭しと展示され、ファンタジーの世界がより色濃くなってくる。下のスペースでは、住人達のポラロイド写真がメッセージと共に展示され、Ex
モデルズやオネイダのメンバーなどがプレイ。最後には、別のギャラリーから流れて来た人も交じり,モンスター達の夜は別のバーで,パーティーは続いていた。
vol.24 McCarren park pool rules! (SEP/OCT/06)
今年のNYのアウトサイド・ショーのホット・スポットは、サマー・ステージでもプロスペクト・パークでもサウス・シーポートでもなく(悪い訳ではない)、ブルックリンのマッカレン・パーク・プール!オリンピック・サイズのプールより3倍は大きいこのプール、1983年からプールとして使われていなかったこの場所を復活させようと、7月から毎週日曜日に、ナイス・ラインナップのインディ・バンドのショー、毎週火曜日には,エレクトロバンドと映画の上映など豪華なのです。すべてフリー。イベントの初日(7/9)、プールー・パーティー・デビューを飾ったのがLe
Savy Fav。LSFのTim初め、水着姿(当然)の人達も多く(Timは普段も上半身裸だが),音楽好き、プール好き、パーティー好き、とにかくたくさんの人がプールに集まり、日曜日の午後の正しい過ごし方を堪能する。他の日程には、デッドメドウ、サイキック・イルズ、プリティガール・メイク・グレイブス、オブ・モントリオール、イーノン、アーヴィング、デトロイト・コブラ、ディアフーフ、ベイルート、ウォークメン、スパンクロック、ギャング・ギャング・ダンス,シャイ・チャイルドなどが登場。 8/11.12のソニック・ユース、ヤーヤーヤーズが出演する特別2ディズ(こちらは有料)は,発売と共に売り切れ、当日は公園の周りで聞いている人も含め7000人ぐらいの来場があった。横でサッカーをしている少年達、犬の散歩をしている近所の人を横に、2006年の夏、マッカレン・パークに新たな歴史を刻み込んだ。
vol.23 u.s. pop life vol.19 xgLA リリースパーティ in
NY and LA (July/06) 

6/30にコンタクトレコーズから新しいコンピレーションがリリースされ、パーティーがX-girl NY(6/6)とLA(6/7)店で行われた。NYではトゥモローズ・フレンドがプレイ。この日はアレサンドラとジェンの2人で、アンプラグド・スタイルで2曲を披露。フロントにある誌着室でのプレイなので、外を歩く人からも丸見えで、不思議な顔をして通り過ぎて行く人が良く見えた。アレサンドラはxgLAのヒョウ柄のマンディ・ドレスを太めのベルトで彼女風に着こなし、ジェンは黒いワンピースに、プレーンな白シャツ。早い時間に演奏が終わってしまったので、後から来る人がライブを見逃して残念がっていたが、アレサンドラはその日にLAから戻って来たばかりで、空港から直接来てくれ、他のメンバーも、NYにいなかったりと、多忙なスケジュールの中、演奏してくれた彼女達に感謝。NYパーティー何時間後には、LAに飛び、時差ぼけながらお決まりの巨大レコード屋をチェックした後、周辺を散策。LAではメーガン&マックスがこの日のためにヴィジュアルを作ってくれた。パーティーにはバンド関係者、X-girlのお客さん、LAでの懐かしい知り合いなどがたくさん来てくれ、良い雰囲気の中、余韻に浸る暇もなく、次の日には東京へ向かい、その後は、大阪、京都、名古屋など全国を回った。u.s.
pop life vol.19 xgLA〜Sphistication meets the street (CR-033)では、可愛い女の子達が、xgLAの洋服を着こなしているのがご覧になれます。
vol.22 ブルックリン・ポスターショー(MAY/06)

お化け屋敷を作ったり、映画鑑賞会、ライブショーなど、行くたびに同じ場所とは思えない程、内容も外装も変わるブルックリンのアートスペースで4月の初めに地元アーティストを集めた初のポスターショーが行われた。ライブショーのポスターがほとんどで、グラスハウス、ラブラッド、マイティロボットなどのショーオーガナイザー(兼場所)、ヤーヤーヤーズ、オナイダ、Aaなどのバンド、ツイステッド・ワンズなどのショーオーガナイザー、写真家、デザイナーなど参加アーティストも様々。ショーの度に、レコード屋に貼っていたりするポスターをその時々に見るけど、それをが一気に400枚弱集まったら、素敵な作品集に早変わり。ちまたではオーガニックや健康志向など言っているが、振る舞われるスナック類も、毒々しい色の付いたカラフルなカップケーキや、PBRビールやドクターペッパーなどで、時代とは逆行なアメリカン(ブルックリン)スタイル。展示物はポスターに留まらず、ポスターを使ったインスタレーション達、テレビ、イス、良くわからないオブジェなどが展示、ビデオ上映もあり、ふかふかのイスに座ってくつろいで見る事が出来る。犬の散歩のついでに寄った近所の人達や、わざわざアップステートから駆けつけた友達など、アットホームでありながら、様々な人種が駆けつけ誰にでもオープンマイン。このポスターショーはベルリン、ロンドン、東京などにも行くそうで、以前にDublabが企画したUp
Our Sleeveと重なった。
vol.21 2006年 ミドルウインター (MAR/06)
SXSWを3月に控えて、バンドはフル活動。最近は、普通のショー以外でバンドを見る機会が増えている。アート・オープニング(レズビアンズ・オン・エクスタシー、クドゥ)、ファッション・ショー(ダブル)、リーディング(パティ・スミス)、ショップのオープニング・パーティ、誕生日パーティー、結婚式の2次会などなど。バンドはあくまでも"おまけ"なのだが、気に入るとその場でCDを買ったり、バンドとコミュニケーションをとったり、いろいろ付加価値がついてくる。バンドもリラックスして、楽しんでいるので、良いエネルギーをもらえるし、人と人とのふれあいは、デジタル化された世界では味わえないチャンスもある。これがきっかけで、バンドのショーに行く人も中にいるだろう。音楽雑誌よりフリーペーパー、ライブよりフリーショー、CDよりダウンロードと、人はエンターテイメントにどんどんお金をかけなくなってきている。世の中にありとあらゆる情報が溢れ、気がつくといろんな物が無料で与えられる。しかしそれは、危険な状態であり、自分で”選ぶ”と言う能力が侵されているように思う。自分はどんなバンドが好きなのか?与えられるだけでなく、自分から好きなバンドを探したい。CDだけでは想像できなかったメンバーを目の前に見るライブ・ショーは、また違った味わいがあり、そうして見つけたお気に入りには思い入れも一層強くなる。そういったスペシャルな物を紹介するべく、コンタクトからの新しいリリースはこの春に到着。
vol.20 2005年末ースト (FEB/06)
2005年のNYの年末は、25年ぶりの大掛かりなストがあり、クリスマス前の12/21から3日間地下鉄、バスが全面ストップ。マイナス5度の寒い中、いつもは、誰も歩いていないウィリアムスバーグブリッジに、ぎゅうぎゅう詰めに人が歩いていた。長い橋を渡りきると、温かいコーヒーを配っているボランティアがいる。市民に絶大なる迷惑をかけたストの意味は、結局わからないまま、ニューヨーカ達は黙ってこの危機を乗り越えた。夏の大停電の時のように。9/11の時のように。
2005年一番話題のCYHSYはアーヴィングプラザで、Radio 4、Tussleはニッテイング・ファクトリーで、Kuduはnubluで、入場料$100と言う破格なAPTで、それぞれのカウントダウンを楽しんだ。こちらのカウントダウンといえば、シャンペンで、ニューイヤーと同時にシャンペンが振りまかれ、気がつくと服はシャンペンまみれ。happy
new year!の色とりどりのプラスチックの帽子をかぶり、2006のメガネをかけ(真ん中のゼロ二つがメガネ、2010はどうするんだろう....)、酔っぱらった人達が町を練り歩く、もう一軒と朝までパーティーは続くが、お正月気分もなく、2日から普通に仕事をしているのがアメリカらしい。今年も良い年になりますように。
vol.19 Midwest adventure (JAN/06)
デトロイトからシカゴに行く予定が、ついにミネアポリスまで足を伸ばした。言うのは簡単だが、車で約14時間。運転しても運転しても同じ道路。サービスエリアを出て、次のサービスエリアに寄ると、また戻って来たのかと思うぐらい、さっきと同じ風景。とりあえずコーヒー、次もコーヒー。その繰り返しで、途中名もない町で一泊し、ようやく着いたミネアポリス。6年前と風景はほとんど変わらないが、よく行っていたレコード屋はなくなり、名前が変わったレコード屋があり、変わっていない物は、、、カレッジラジオ、シティペーパー、よく通ったカフェ。さまざまな思いを胸に、ミネアポリスを後にする。次に降り立ったのはミルウォーキー。プロミスリングやレイナーマリアなど、インディバンドが多い都市。夜の8時ぐらいに到着し、意外と大きい都市だと感動しつつ、インディキッズが集まるエリアを探す。カンでドライブしていると、インディっぽいカフェがあったので、どの辺が面白いエリアか聞いてみる。が、この辺りがそうらしく、数えるほどしかないレコード屋やクラブで、キッズ達がたまっていて、時間はとてもゆるーく感じた。その後はシカゴへ。なじみあるレコード屋やカフェは、1年前とほとんど変わりなく、エレクトロ系のフライヤーがたくさん並んでいる。最近Consumers
research周辺の動きが活発になってきたので期待が持てる。最後にデトロイトに戻る。一日の2/3はドライブ、変わらない風景を見ながら、果てしなく考えを巡らせる、非日常の贅沢。
vol.19 " DMBQ tragedy (NOV/05)
11/4夜10時に友人から電話があった。"Yoko!今日のショーが、キャンセルになった!今日出演のバンドの車が事故にあったらしい"。今日はDMBQのライブがブルックリンである。前回、ライトニングボルトと共演した時に見た場所と同じ。急いで会場に駆けつけると、事故にあったのはDMBQの車で、ドラムの女の子は死亡したと言う。いきなり頭が真っ白になるが、横にプロモーターのToddがいたので、何が起こったのか聞いてみる。彼は、目に涙をためて、"DMBQの車が交通事故にあったので、今日のショーはキャンセルだ"とだけ伝えた。たくさんの人に同じことを聞かれているのだろう、彼にそれ以上の詳細を聞く気になれなかった。近くでレコード屋を経営している友人の所に行く。彼はこの事実は知らないと思い、普通に振る舞おうとしたが、彼は神妙な顔で、バンドの事知ってる?と聞いてきた。私は知らない、と言うと、”お昼頃、Todd
P(今回のプロモーター)が店に来て、DMBQの車が交通事故にあった事を伝えた”と詳細を話してくれた。メンバーはドラマーを除いて全員無事。ドラマーのChinaは事故を乗り切れず、現場で死亡が確認された。事故から2日経った日曜日(11/6)にこの原稿を書いているが、今だに信じられない。彼女はDMBQの他に少年ナイフや羅針盤等でもプレイしていた。彼らは土曜日にWFMUのレコードフェア、グリーンポイントのバーでプレイする予定で、その他のショーはDMBQなしで続けられるとの事。あまりにも突然過ぎ、深い悲しみと疲れの果てにこれを書いています。Chinaさんのご冥福をお祈りします。
vol.18 internationalists japanese in NY OCT/05 

NYは夏フェスが終わると、CMJやレス・フェスト、ファッション・ウィークなどで世界中からたくさんのバンド、アーティストが集まる。日本から参加するバンドも年々増え、全米ツアーをしたりバンド同士の交流も盛ん。何年か前まで、アメリカやヨーロッパを追っていた日本の音楽はそれを追い越し、日本人気質のテイストを加えた新しい音楽を作り出している。一昔前までは、ノイズシーン(ボアダムス、メルツバウなど)ぐらいで有名だった日本の音楽は、パフィー・アミユミ、TM
レボリューション、ラルク・アン・シエルなどの日本の歌謡曲までもが進出しだしている。メンバーに日本人がいたり、日本ツアーを希望しているバンドは山のようにいる。評価の高い日本商品は、音楽以外にもアメリカ(NY)に進出中で、9月にユニクロのアメリカ1号店がノリータ地区にオープン。ヴァイス・ショップを一ヶ月間限定で借り切るというコンセプトだが、ヴァイスの社長もユニクロがアメリカを征する日も遠くないと絶賛。日本と比べると、品数も少なく値段も高めだが、ギャップ、オールド・ネイビー辺りのブランドと対等化させ、ニュージャージーのモールなどにもオープン。その他、日本の100円均一ショップ、日本のチェーン店(牛角、吉野家)、シュークリームの専門店(ベアード・パパ、シュー・ファクトリー)がマンハッタンのあちらこちらにオープン。ファミリーマートも近々上陸するとかで、このまま行くとNYで、日本と同レベルの生活は難しくないかも。
vol.17 summer fes go go AUG/05

NYではサマーフェス真っ盛り。今年は例年より湿気が多く、からっとした夏に慣れているニューヨーカーには、野外ライブはかなり厳しいが、恒例のセントラルパークのサマーステージ、シーポート、バッテリーパークなど、フリーで音楽を楽しめるとあって、どこへ行っても人でいっぱい。ヴォイス主宰のサイレン・フェスティバルもしかり。最初の頃は、ラインナップもすばらしく、かなりドキワクでコニーアイランドへ毎夏通ったものだが、5回目の今年のラインナップには不満が残る。ヘッドラインとなるアーティストがいなくて、ヴォイスとタイアップしたバンドの商業戦略にまんまと乗せられた感じ。商業化の勢いは止まらず、醜い世界がどんどん浮き彫りになる。インターネットが発達し、情報が手軽に手に入るようになったが、自分の感性で、自分に必要な情報を判断するのは、困難になってきている。誰でもDJができ、音楽が作れ、VJができ、フライヤーが作れ、ハコが借りれるご時世。身内ばかりが集まるイベントが溢れ、メディアが作り上げたバンドが紙面に取り上げられる。というわけで、目立ったバンドは出てきにくいが、こまめにライブに通っていると、コンピューターの前に座っているだけでは見つけられない、目当てのバンドより、対バンが良かったり、CDよりライブが良かったり、話してみるととても良い人だったりなど、予想できない事態に遭遇する。そういう瞬間があるからこそ、ライブ通いを続けてしまうのだろう。
vol.16 early summer NY JUN/05

NYは夏真っ盛り。週末になると、ストリートにグリルを出し、周辺かまわずBBQをする人たちでいっぱい。ブルックリンのHookでは、フリー・ブラッド(!!!のメンバー)、クリス・レオ(元ラプス)なども含む合計16バンド(!)がお昼の12時から朝の4時まで(!)(BBQ付きで)、セントラルパークでは、キラーズ、Louis
XVがアウトドアショーのキックオフ。一時的にクローズしたモンスター・アイランドの住人、シークレット・プロジェクト・ロボットやロウノ・エズタカドの面々は、他の場所でショーを繰り広げていたが、6/4には、1月末にクローズした元マイティ・ロボットでEx-モデルズやディアハンターのショーを開催。これからも、伝説のこの場所でショーが見れる、らしい?さらに、グラス・ハウス、ウッドスターなど、他のブルックリンのロフト住民も定期的にショーをブッキングし始め、ウィリアムスバーグの中心、ベッドフォードから少し離れたロリマー、グラハムなどでも、少しずつ地元住民がハングアウトするカフェなどがオープン。一方、マンハッタンでは、ローアーイーストサイドに、ケーキ・ショップというレコード屋、カフェ、ライブバーがオープンし、毎日のように、たくさんのインディバンドがプレイ。仕掛人は、イースト・ヴィレッジのアルト・ドット・コーヒーのオーナー。マンハッタンにいるとは思えない、レイドバックな、ゆるりとした空間。NYに来た当時は、私もここで大変お世話になった。NYの音楽事情は、アメーバーのように更なる成長を遂げている。
vol.15 spring japan (web special!!)
桜が素敵な時期に日本に行き、神戸、大阪、京都、名古屋、東京どの都市も、それぞれの色がありました。その時期に大阪でフランスのエレクトロデュオdDAMGEのショーがあり、普段はバーのお店にぎゅうぎゅう人が詰め込まれ、他にも5アーティストほど出演していました。着くとちょうど外にメンバーがいたので、話してみるとTESの話になり、今一緒にコラボレートして作品を作っている、と。ショーが始まり、一番前に行くと、メンバー2人がノリノリでDJ。途中で弟のJBが、犬のかぶり物をかぶりだし大暴走。そこは、お兄さんのFredがちゃんとフォローしてました。今回は、初の来日で地方をたくさん回って楽しかったと。私は彼らの名前だけ知っていて、音楽は初めて聞いたのですが、フランスの音楽もいい感じだなー、と。メンバーと意気投合して、次の日の東京ショーにも行きたかったですが、その日は名古屋にいて、東京に行くと、フランスに帰国した後。"今、家にTESがいるよ"、とのことでした。次はNYで。最近は、NYでも見れないバンドが次々日本に来ています。インターネットが発達し、どこに住んでいても、世界中のバンドの情報が簡単に手に入る現在。ビデオもあるし、バンドを実際に見た気分にもなれます。私はなるべくライブを先に見るようにし、レビューをできるだけ読まないように心がけていますが、最近はこういった偶然の出会いは少なくなりました。実際にライブを見て感動し、会って話して、という基本的な人間の感情を忘れないように、これからも良い音楽に接していけたら、と思いながら日本を後にしました。
vol.14 what's up NY spring 2005 APR/05
3月は、SXSWやWTDCで音楽関係者がオースティンやマイアミやらに集まり、NYはもぬけの殻になってしまう。が、その間にNYでは、NYアンダーグラウンド・フィルム・フェスティバル(NYUFF)があり、No
Fun Festがあり、そう3月はイベント盛りだくさん。そして、マイティ・ロボットの新しい場所、シークレット・プロジェクト・ロボットでNYUFFのプレパーティが行われた。このビル(モンスター・アイランド)には、地下にTodd
Pのライブ・スペース(ロウノ・エズタカド)も入っていて、その日は、下でもライブがあり、みんな上と下を行ったり来たりしていた。NYUFFのプログラムが山積みおいてあり、スクリーンに映像が映し出されたり、その後ろでライブが始まったり、安いビールを飲んだり。下の様子を見にいくと、ちゃんと上のライブが終わるのを待っていた。シャイ・チャイルドのメンバーがやっているタッチ・ダウンまで、上で待っていようと階段をあがると、懐中電灯にぴかーっと照らされる。ポリスが侵入!こういう状況には何回も面している。こうなると、だいたいパーティーは打ち切られ、その場所はクローズになる。その日も、1時間ぐらい粘っていたが、根負けしたTodd
Pが、"ごめんパーティーは終わりだ"、とみんなを退散させた。結局、ポリスは場所をクローズさえしなかったが、ショウは当分控えなければならないとのこと。次の日から、予定されていたショウが、どんどん別の場所へ移動される。その手際の良いこと。NYでパーティーをオーガナイズするには、その先までを想定しておかなければならない。
vol.13 internationalists, NY パーティ 事情 2005 FEB/05
まずは大晦日(NYE)の話から。NYといえば、有名なタイムズ・スクエアのカウントダウンですが、それを横目に、コンタクトから12"をリリースしたテスがDJをしたマンハッタンのパーティと、ビーンズ、ムーヴィング・ユニッツ、ブロック・パーティなどが出演したウイリアムス・バーグの巨大パーティへ。NYEはオープン・バー(飲み放題)が多くチャージが高い(中には$100など)。タイムズスクエアでは、お昼から場所とりに並び、カウントダウンに命をかけているのに、こっちといったら、"あれ、もう12時?ファッキン・ニュー・イヤー!!!"と叫んだだけで、何事もなくパーティーが続く。酔っぱらいは多いわ、自分の曲をかけるDJはいるわ、DJ、ダンスフロア、バーなど、巨大な4部屋を700人もの客が行き来して朝の10時まで。そういえばパーティー名が”12
hours party people"だった。その一か月後(1月末)には、マイティ・ロボットがクローズ。と思ったら、一週間後(2月頭)には、新しい場所でのオープニング。ウイリアムス・バーグの川沿いにあるこのビルは、"モンスターアイランド"
と名付けられビル一戸がパーティービル。マイティロボット初め、Todd P(パーティー・オーガナイザー)、カイ・ロック(スクリーンプリント・チーム)等、ブルックリンの音楽シーンの鍵を握る人々が大集合、本当にモンスターなのである。すでに、ToddPのパーティーも始まり(マイティ・ロボットのラストショウと同じ日)これからこのビルがヤバい、またパーティーが面白くなりそうなNYの2005年。
vol.12 Trip to chicago+election DEC/04
コンタクトのニュー12"シリーズで、K-ラッド(シカゴ)とアルダー・アンド・エリウス(デトロイト)のバンドをリリースした。まずは地元を固めよう、とシカゴへ乗り込む。NYを出発したのは、偶然にも大統領選挙一日前。激戦州のオハイオを通るので、道路は大渋滞か、と思いきや、最初だけで、後はスムーズな快調運転。NY,
NJ, PA, OH, IN, ILと6つも州を越えたのに、どこまで行っても同じ建物のサービスエリア。周りは、山、牛、馬、大自然で変わりばえない道が永遠に続く。ラジオは、ブッシュ、ケリーどちらが優勢だとかそればかり。本当に進んでいるのか、不安になりながら、シカゴに着いたのは夜の11時近く。へとへとだが、このロングドライブ間が大切。次の日、大統領選の日、前によく行ってたアートカフェでランチをとり、レコード屋を回り、シカゴシーンを探索。偶然入ったレコード屋のオーナーが、K-ラッドの友達(昨日も一緒だったとか)で、シカゴの状況を聞かせてもらったが、地元で地道にやっている感じ。大好きだった店はなくなっていたし、、。半日かけてシカゴを走り回り、デトロイトへ向かったが、今話題の激戦州をと、トレド経由でクリーブランド(オハイオ)へ。NYのインディバンド達が、有権者登録にオハイオに集まると聞いていたので、周りを見ていたが、変わりばえのない田舎町がずっと続くだけ。激戦州といえども実際はこんなもの。NYの一部の人間が動いても、残りは、、、、今回の結果が良い例だろう。
vol.11 芸術の秋 OCT/04
夏フェスの後は芸術の秋。ということで、デジタル映像の映画祭"RES FEST"が9/9にNYを皮切りに始まった。現実とファンタジーをミックスした作品、グラフィックを多用した作品、今年らしく、ブッシュを素材にした作品、ミュージック・ビデオ(Warp
Visionもあり)など、デジタル映像の様々な手法に、未来の可能性を感じる作品に溢れていた。その他、スタジオ見学、クリエイター達とのディスカッション、ライブ・ミュージック等のイベントで4日間はあっという間。日本にも11月に上陸予定。移動する映画祭の後は、移動するレコード・スリーブ。LAのインターネット・ラジオ、ダブ・ラブが企画する"UP
OUR SLEEVE"が西海岸→日本→ヨーロッパと来て、一年越しでようやく10/1にNYに上陸(詳細はレビューへ)。500弱のアーチスト(Mike
MillsからScott Herrenまで)が集合。そして、トキオンが、昨年から始めたクリエイター達のコンファレンス、"CREATIVITY
NOW"が10/2、3にNYで開催された。音楽、ファッション、DJ、アート、映画等、それぞれのジャンルのトップを招待して話を聞く。ポップ・カルチャーのトーマス・キャンベル、ドキュメンタリー・フォトグラファーのライアン・マッギンレイ。偉大な音楽家ブライアン・イーノ、DFAのジェームス・マーフィーやOutputのトレバー・ジャクソンがビーツを担当すれば、アートとロックの融合には、ブラック・ダイス、リタ・アッカーマン、キム・ゴードン、ヤマタカEYEが。いわばクリエイターのための学校。家に帰ってきて、参加した自分のスマートさに思わず拍手。
vol.10 down town for democracy AUG/04
11月の大統領選挙を前に、NYでは芸術分野にも政治性の強い内容のものが目立つ。ダウンタウン・フォー・デモクラシー(D4D)、政治にシャイなアーチストの間で、有権者に投票を勧めようという政治団体が企画するショウが面白い。6月は、ノーウエーブのゴッドファーザー、ジェームス・チャンスと、NYの若手バンド(ギャング・ギャング・ダンス、イーノン他)、マイティ・ロボットがヴィジュアル、元ブラックダイスのヒシャムがDJというラインナップ。スタッフが、観客一人一人に投票の署名を呼びかけたり、"ファック・ブッシュ"などの、過激な発言が飛び出したり。7月は、ロジャーズ・シスターズ、アマング・ネイティブス(ヒシャム)、ブラッド・オン・ザ・ウォール、ブランカ・ブロアー(Glenn
Branca+Reg Bloor)他、10バンドが10分ずつ演奏するショウを企画。ヴィジュアルは、コンタクトコンピでもお馴染みコリー・アーケンジェル、ペーパー・ラッド
。映画では、マイケル・ムーア監督の"華氏911"。米同時多発テロ前後のブッシュ大統領の対応を批判するなどのドキュメンタリー映画で、公開週の興行成績がいきなり第1位になったりと(ドキュメンタリー初)全米で大反響。全てを鵜呑みにするのは危険だが、フリースピーチが保護されているアメリカだから、こんな過激な発言が許されるのか。だからアメリカでは個人個人がきちんと意見を持つ。8/30-9/2にはNYで共和党大会議が開かれ、大規模なマーチも企画されている。今後も動きに注目。
vol.9 トロント JUN/04
今回はトロント。トロントは、NY州のすぐ隣にあるカナダ最大の都市。
NY→NJ→PA→NYと3つの州を渡り、周りの景色に目を奪われながら(自然いっぱい!)、10時間ほどかけて、国境を越え、やってきた。CNタワー(東京タワーのようなランドマーク)を横目に見ながら、前に行ったレコード屋周辺を散策。人がすっかり変わっている店や、前と同じで、顔まで覚えていた店もある。カナダドルなので、値段は比べられないが、セレクションはNYと変わらない。面白そうなカナダのローカルバンドコーナーがあるのは、ローカルショップに行く醍醐味。店員もみんなバンドをやってそうな人ばかりだし、聞いたら何でも教えてくれた。町の印象は、やたらカフェが多く、みんなのんびりしてる。モントリオールに行ったときはフランス語ばかりで、かなり外国気分になったものだが、トロントは、英語をしゃべるし、アメリカにいるのと変わらない。車に乗っていると表示がKMだったり、カナダの国旗がそこかしこにあったりするぐらい。国境周辺がナイアガラなので、帰りはお約束(?)のナイアガラの滝へ。カナダ側から(こちら側の眺めが良い)見たのだが、天気は良いのに、霧としぶきがすごくて、見終わった後は遊園地の水に落ちるジェットコースターに乗った後のよう。しかし、滝の壮大、豪快さは何回見ても圧巻。自然は凄い!と、ぼーっと見ながら、さまざまな場面が頭の中を横切った。
vol.8 フェスティバル!!! ARR/04
3月はフェスティバルの季節。ダンスミュージック最大フェス、マイアミのウインター・ミュージック・コンファレンス(WMC
3/6-10)は、ケミカル・ブラザーズ、ジェフ・ミルズ、マドリブ等の大御所から、ラプチャー、LCDサウンド・システム、!!!、マシュー・ディア等の新鋭まで。アディダス、ペーパー、XLR8R等のメディアも巻き込み、マイアミビーチは音楽一色に。19回目を迎えるオースティンのサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW,3/17-21)は、N.E.R.D、ドン・キャバレロ、スティルズなど、よりバラエティに富んだ1000弱のバンドが参加。この間NYでは、NYアンダーグラウンド・フイルム・フェスティバル(NYUFF,3/10-16)を始め、SXSWに対抗して(?)同日程で行われたノー・ファン・フェスト(3/19-21)。3日パスがソールドアウトになる人気ぶりで、ソニック・ユースの変名プロジェクトが毎日出演した他、ウルフ・アイズ、サイティングスなどのノイズ、アヴァンギャルド勢が集合。今年初のレペレント・フェスティバル(3/26-30)は、同雑誌が紹介する、アート、音楽、カルチャーのフリースタイルで、DJ、VJ、エキシビションなどが毎日場所を変えて行われた。ライブミュージックは、ダニエル・ギヴンス(Aesthetics)?テス(Lex)、エレクトロニキャット(Disko
B)、ドナサマー/ジェイソン・フォレスト(Cockrockdisko/Sonig)他、出演予定じゃなかった人まで登場するハプニングあり、世界中のクリエイターの情報交換の場と化した。フェスは参加に限りますね。
vol.7 NY these days... FEB/04
過去2号に渡り、NY以外からのお届けでしたが、今回は基本に戻ってNYから。
NY(ブルックリン)で最高のショウをブッキングしていたTwisted Onesがドイツに引っ越し、これからのNYはどうなるのかーと心配していたみなさんのために、その後の様子を。8月後半、Twisted
onesの旅立ちと同時に始まった"Mutiny"。NYの新レーベルSocial Registryが隔週木曜日に開催するパーティでBlood
on the Wall,White Magic,Gang Gang Dance,Electro Putas,Icewater Scandal他、記念すべき一回目にはTwisted
OnesのバンドMidnight O'Connorがお別れ会を兼ねてこのイベントに出演。バトンタッチって事だったのか、10月のCMJのショウケースも好調で、Twisted
Onesに代わるのはSocial Registry?、とほっとしていたが、最近このイベントはお休み中。理由は判らず。後は、Twisted Onesがいる頃から並んで面白いショウをブッキングしていたTood
Pだけが神頼み?(最近はCampaign kissを迎えてBBQパーティ等を開催)と思っていたら、12月より毎週土曜日にTroubleman unlimitedのmikeとHappy
Birthday HideoutのChrisが、"AEROSOL BURNS"という名で、定期的にショウをブッキングし始めた。
既に、7回目を数えるが、出演バンドは、Coachwhips, Seconds(feature brian of YYY's),Entrance, Breaker
Breaker, Tallboys等のお馴染みバンドから、The Whyte Strypes, The Stroquesたる謎バンドまで。これからもNYでは、様々なパーティーが繰り広げられるでしょう。
vol.6 Oberlin DEC/03
今回もNY以外から、2都市のスモールタウンを例に、カレッジタウンと音楽の関連について。1都市目はオバーリン。オハイオ州、クリーブランドから30分程の小さなカレッジタウン(NYから約9時間)。最近話題のNYバンド(Yeah
Yeah Yeahs,Ex-Models,Oneida, Northern State,French Kicks...)他、Jon McEntire,
Trans Am, Songs:Ohia, Liz Phairなど、音楽関係者にここ出身の人が多く、気になっていた。2都市目はアンアーバー。デトロイトから車で1時間(NYから約13時間、オバーリンからは約4時間)のスモールタウン。最近は、Ghostly
internationalの活躍で耳にする事もあるでしょう。詳しいレポートはwww.contact-records.com/achieveにアップしているが、小さい町のカレッジタウン程、コミュニティ意識が強く、音楽、アートに関してフレンドリー。何もない環境が、必然的に何かで自分をエンターテインさせる。バンドを始めるのは、何も音楽がしたいからだけでなく、人に出会う事、友達を作る事、いろんな所でつるんだり、飲んだり、、、そう言った学生生活を謳歌する為の手段であるとも言える。アメリカの何もないは、本当に全く何もない。だが、それが、学業に専念し、クリエイティヴな人間を形成する重要な要素なのである。オバーリンに、NY出身の人が多いのも納得できる。そしてカレッジを卒業すると、殆どその町には残らず(もちろん例外はあるが)ビッグシティ(NY,シカゴ)に出て来る。今のNYのミュージックシーンは、ある意味このオバーリンでの学生生活の延長で形成されている、と言っても過言ではない。
vol.5 LA OCT/03
今回はLAから。NYに慣れると、たまに行くLAがより新鮮に感じられ、改めて西海岸と東海岸の違いを体感できる。NYでは、店の応対などは無愛想で、良い思いをした事がないが、LAでは、空港に降り立って、最初に話した人=レンタカー会社の人からとても親切で、行き先を告げると、"ここが近道なんだよ"、と得意そうに教えてくれる。ホテルも夜中の一時ぐらいに着いたにも関わらず、"部屋はあるよ!"と笑顔。しかも、一緒に部屋まで案内してくれ、シャワー、テレビなどをチェックし"どう?気にいったかい?"と確認。駐車場から出る時は、頼んでもいないのに、"オーライ、オーライ"と車の誘導までしてくれる。NYでは絶対ない風景。レコード屋は超メガ級で、学校の体育館10個分ぐらい。品揃えも良い。レコードを売る列と買う列が同じぐらいに賑わっていたり、ツアーバンドが毎日のようにインストアをしていたり、これはNYでは見られない。カフェ、本屋、ショップなどもメッセージ性を感じられる店が多かったが、そこにいる人達は至ってマイペース。ライブ事情も、インストアも含め、一日2、3件はしごするのは珍しくない。あるレコード屋は、親切にもニュースレターで"月曜日は、ここでインストアを見てその後は?ここ、もしくはここ"と言うように、一週間の過ごし方を提案してくれる。うーん到れリ尽くせリなLA人々のお節介気質。これは、個人が独立している(自分の事で精いっぱい?な)NYにはない。いや、たまにだから良いのだろうか、、、。
vol.4 July 4th Band BBQ party &Summer outside festival AUG/03
NYの夏といえば野外ライブ。7月4日の独立記念日は、家族でバーベキュー、友達とバーベキュー。そしてバンドを見てもバーベキューで、アメリカ中が煙に包まれた一日だったが、もちろん私はバンドとバーベキュー!場所はブルックリンの有名砂糖会社(日本で言うスプーン印?)の倉庫の屋上。独立記念日定番の花火を見るには絶好のロケーションでもある。Dead
Meadow, Bad Wizard, Moving Units, Vue, Cass McCombsなどがプレイ。さて、最後から二番目のSecret
Machineの演奏が中盤に差し掛かった所に花火がスタート。すると、今まで盛り上がっていた会場のみんなは、演奏そっちのけで、バンドにお尻を向け花火に夢中。バンドも、花火が上がっている20分程、演奏を止めるに止められず、ひたすらジャムり(バンド達も花火を鑑賞しつつ)、花火フィニッシュと同時に演奏もきれいにフィニッシュ。そのサイケデリックな音楽と、花火のコンビネーションも見事。みんなで盛大なる拍手をバンド(と花火)に送り、すばらしい記念日になった。また、もう一つ忘れてならない、夏の風物詩と言えば、去年ヤーヤーヤーズやライアーズなども出演したツイステッド・ワンズの恒例野外ゲリラライブ。公園などではなく、ウイリアムスバーグの外れの道路や駐車場で開催されるのだが、今回は、インディラジオ局の裏にある空き地でNumbers,
Broke Revue, Sightings, Rogers Sistersなどがプレイ。汗をかきかき、ビールを飲むインディキッズの晴れ晴れとした顔が忘れられない。
vol.3 Veteran band VS. Young band JUN/03
最近、若手のポストパンク系バンド達と、彼等も聞いてきた伝説の70-80年代のアーチストとが共演するという興味深いブッキングが続いている。例えば、前回のレビューに登場したLIQUID
LIQUIDとOUTHUD、JAMES CHANCEとELECTRIC 6(元々はLIARSの予定)。ARI UP(SLITS)とTALL BOYS,
LIARS、SUICIDEとSOVIET, MOMMY AND DADDYなど、彼らはライブ共演にとどまらず、DJをしたり、アルバムのプロデュースを手掛けたりなど、世代を超えての交流が盛ん。その彼等もお忍びで来る、息苦しいマンハッタンを抜け出して、ブルックリンやクイーンズのウエアハウス(個人の家)で、ショウをオーガナイズしていた場所が立て続けに警察に差し抑えられた。ライセンスがなければ、音楽がかかっていても踊ってはダメなど、ジュリア−ニ以降、ライブハウスに対する規制がぐっと厳しくなったNY。今回は、人がたくさんいたわけでもなく、ライブの始まる前と言う、トラブルも何もない状態での事。なぜ警察が来たのかも分からないまま、住人さえその家を出ていかなければならないという厳しい処置。普通なら、このままバンドも見れずおひらきとなるのですが、オーガナイザーは、ショウを続行できないと分かった瞬間、携帯を駆使し、わずか小一時間の間に、別の場所を見つけ、バンド達を新しい場所に先に移動させ、ライブをスタートさせる事に成功。この手際は、かなり見事でした。こういった規制がインディペンデント精神を養っているのかも。
vol.2 These days.... APR/03
最近は戦争の話題ばかりで、音楽関係者もANTI-WARソング発表したり、ウエブサイトを立ち上げたり、"NO WAR"のメッセージの入りTシャツを着たりしていましたが、もっと直接生活に関わる話題が、ここNYでは盛りだくさんでした。3月中旬に大型音楽コンベンション、恒例のAUSTINのSXSWが開催され、これが終わってすぐに戦争が始まったんですね。が、それよりも;NY中のクラブが全て禁煙になったり、バーではダンス禁止になったり(DJはどうする?)、ブルックリンで一番面白かったクラブがクローズになったり(予定されていたバンドは、急遽別の場所へ移ったり、キャンセルになったり、さんざん,,,,)、個人でパーティーをやっていた場所が、警察に見つかったり、地下鉄の料金が上がったり(ライブとは関係ないが)、などなど。God
speed you black emperorが全米ツアー中にテロリスト(9人ぐらいの怪しい格好したミュージシャンが車から降りてきたらねえ,,,)に間違われて、3時間釈放してもらえなかったという笑えない話もありました。戦争中でも、セントパトリックスデイ(3/17)やイースター(4/20)など、アメリカ独特の祝日は、家の前に黄色のリボンを飾りづけしたり、お店もさまざまなグリーティングカードをディスプレイしたり、バーでは、グリーンのビールが出てきたり、パレードがあったり、この国本当に戦争やってんの?というぐらいお祭り気分でした。私の所にやって来たイースターバニーはAUSTINでいつもお世話になってる元KISS-OFF,WONTONSのDWAYNEでした。HAPPY
EASTER!
vol.1 NY(ライブ事情,FEBRUARY) FEB/03
大雪で動けなかった日もあったが(今年は特に寒いらしい)、1月に目一杯休んだ分、それを取り戻すかのように、2月は興味深いショウが多かった。
Seconds(member from yyy's)(1/25), Ex-models(1/25), Lilys(1/25), Rainer maria(1/31),MMR(2/1),
Dismemberment plan(2/5), Enon(2/5), Apples in stereo(2/7), The affairs(2/8),
Tallboys(2/8), Monotrona(2/12), Ghost exit(2/12), Outhud(2/14), Animal collective(2/16),
Devendra barhant(2/16), Young people(2/16), Entrance(2/16), Soledad brothers(2/21),
Rah bras(2/21), Couchwhip(2/21), Broke revue(2/22), Pilot to gunner(2/21), Jesus
with me(2/23), No neck blues band(2/23),Rapture(2/27).....この辺が、最近見た中の選りすぐり。それ以外にも、いろいろなショウがあちこちで行われている。日本では、まだまだ知られていないバンドも多いはず。この中のバンドが、日本で有名になったりするのは、客観的に見てると、面白いと同時に、もったいないと思うバンドも。そんなバンドを知ってほしいとcontact
recordsからコンピレーションを出しているのだが、CDだけでは解らない魅力がライブにはある。今月のベストは、Soledad Brothers。NYではなく、Detroit出身だが、NYのバンドにない、肩の力の抜け具合、あか抜けないスタイル、プレイしている姿が最高。ツアーにはWhite
Stripeのメンバーや友達も同行していて、会場はプチDetroitと化してました。